リジュセアミニ点眼液0.025%(小児近視進行抑制薬)について

本製品(低濃度アトロピン0.025%)はお子様の近視進行を抑制するための目薬です。

低濃度アトロピン点眼薬(0.01%、0.025%)はシンガポール国立眼科センターの研究に基づき開発・製造され、2012年ごろから主にシンガポールや台湾で使用され始め、小児の近視進行抑制効果が世界的に注目されました。日本でも2017年ごろより輸入、処方がされ始め、現在広く普及しております。2024年12月に国内製薬会社である参天製薬よりリジュセアミニ点眼液0.025%が発売され、当院でも処方可能となりました。ご希望の患者様はお問い合わせください。

 

 

リジュセアミニ点眼液0.025%治療をはじめられる患者さんへ

子供の近視とは

視力の記録ノート

 

費用


費用は自費診療(保険適応外)となります。

 

◆診療代(検査、診察代) 初診 4,950円(税込)

再診 3,300円(税込)
初回は1ヶ月後に診察いたします。その後は3ヶ月ごとになります。

◆点眼薬 4,380円(税込)/ 1箱30本
初回は1箱のみ処方いたします。その後は問題なければ1度に3箱まで処方が可能です。

*1回使い切りタイプの製剤です。1回に各眼に1滴点眼し、残っていても捨ててください。毎日新しいものをご使用ください。

*患者さんのご都合で治療が中止になる場合、ご返金はできかねますのでご了承ください。医師の判断で中止する場合は個別に対応します。

【補足】

  • 今現在の近視を治すものではありません。近視の進行をなるべく抑えるための点眼です。
  • 対象年齢は基本的に6歳から10代後半程度までです。
  • 2年以上の継続をお勧めします。
  • 点眼によるアレルギー―症状(痒み、充血、まぶたの腫れなど)が出た場合には速やかに中止し眼科受診してください。
  • 点眼後6~8時間程度、瞳孔が開いて見づらくなる(眩しい、近くの文字が見づらいなど)ので、毎日就寝前に1滴点眼してください。
    瞳孔が開いている時間は個人差がありますので、最初は翌日に瞳孔が開いて見づらくてもあまり支障のない日の前日から始めてください。
*近視の進行抑制にはパソコンやスマホ、ゲームなど近業の時間を減らして、外遊びの時間を増やすことも効果があります。
点眼だけに頼らず、日頃からの生活習慣の改善をすることも大切です。